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☆∵∴∵∴ 新しい日本の金融システム ∴∵∴∵☆

1 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/05 18:42:46
小泉総理が推進する郵政民営化が実現すれば、郵貯と簡保の350兆円という
巨額資金が民間市場に出てくることになる。
これら郵貯と簡保の資金によって、これまで支えられてきた財政制度
そして金融制度にも大きな変動、混乱が起こりうる。
これからの日本の新しい金融システムはいかにあるべきであろうか?


2 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/05 18:45:43
郵貯の民営化は断固として避けるべきである。
アメリカ資本に食い物にされる。
日本人の財産を守れ!

3 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/05 18:46:19
物々交換
現金取引

4 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/05 18:51:42
>郵貯と簡保の350兆円という巨額資金が民間市場に出てくることになる

まず、これが出てこないような気がする



5 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/05 18:53:15
預貯金大好き日本人はみんな死んだほうが良い

6 :あいぼんのパンツを煮て煮汁を飲みたい:05/03/05 19:13:27
郵貯が民営化されてアメ資本に食われたら
どうなるの

7 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/05 19:28:09

   ┏━━━━━[郵政は民営化]━━━━━━
   ┃
   ┃   郵政は民営化が当然。
   ┃         
   ┃     いいですね。
   。  。
  ハ,,ハ   /
 ≧,,゚ー゚≦/━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ( 〒)つ
  (__,,)_,,)

8 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/05 19:33:42
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 郵政民営化ってなにか意味あるのか?
\__________ _____
                      |/
      ∧ ∧    ∧,,∧
     ( ゚Д゚) 目 ミ゚Д゚ ミ
     (|   |)  || (ミ  ミ)
    〜|   |   ||  ミ  ミ〜
      ∪ ∪  .||  ∪ ∪
        /|
/ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 意味ない。というかむしろ国民負担が増える。
\_______________

9 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/06 02:05:58
☆★人権擁護法案粉砕作戦総司令部★☆
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1110006114/l50
〜内藤ホライゾンンでもわかりそうなQ&Aコーナー〜
Q.人権擁護法案ってなんやねん?
A.人権擁護委員会が差別だと認めたものを裁く法律です
人権擁護委員会は5名からなるそうですが、これを抑制する機関も委員を選択する選挙もないため
この機関を使えば人権擁護の名目を使い情報操作・反対者の逮捕も思いのままです。
また、この委員会のメンバーは被差別者を中心に選ばれるそうなので、在日が選ばれても文句は言えません。

Q.可決されるとどうなるんじゃぃ?
A.まずネット上の情報が規制されるため、予防処置として2ちゃんねるが潰されるかもしれません。
また、情報操作ができるためマスコミを利用することも可能です。更に反対者は人権擁護の名目があるので
言い訳もし放題で告発・反対もできません。このため、政治家や企業の上層部が金を積み情報をもみ消す
といったことがありえます。

原案http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g15405056.htm



10 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/07 12:27:14
もう、金融システムはダメポ。


11 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/07 12:46:47
共産化すればいいんだよ

12 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/07 12:59:27
ああ あの書記長とかいうのが財産を一人占めする。

13 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/07 13:29:04
個人のお金は3等分に分けましょう。
ひとつは預金
ひとつは債権
ひとつは株
これを常識とすれば
日本の金融は変わる。

14 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/08 12:25:33
個人のお金は3等分に分けましょう。
ひとつは郵貯
ひとつは簡保
残りは国債
これを法律で義務付けることにします。


15 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/08 12:29:35
>>14
全部国債ってことか

16 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/08 12:32:04
>>14
すでに分けられている
現金か国債かに

17 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/08 17:20:34
>>14
確かにな
ノーリスクはハイリスクなんだよな
これが分かってない

18 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/08 17:23:32
レス間違えた>>13

19 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/10 12:20:32

   ┏━━━━━[郵政は民営化]━━━━━━
   ┃
   ┃  ・郵政の免税額(=補助金)は毎年1兆円!
   ┃    →国民一人約1万円も!       
   ┃         
   ┃  ・特定郵便局長は世襲。仕事は選挙運動!
   。  。   →高祖憲治の選挙違反では逮捕者続出!
  ハ,,ハ   /   
 ≧,,゚ー゚≦/━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ( 〒)つ
  (__,,)_,,)





20 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/10 12:41:39
>>4
出て来ないよ。
民営化論者は、郵貯が市場に出回って経済が活性化するなんて大法螺吹いてるが
今だって民間の金融機関や企業には行き場の無い資金がだぶついてるにの。
土地担保制復活でも何でも良いから信用創造機能復活させる方が先だ罠。
固定資産税軽減でも良いし。
金融機関が悪いんじゃ無くてマクロ経済が悪いから金が回らないんだよね。
小泉・ケケ中のやってる事は全く逆だ罠。
不良債権比率下げても機能は全く回復しとらんし。
ケケ中の大好きな外資系金融機関の不良債権比率を一度公開してみろと。
中国は不良債権が重しになってるかつーの。
外資が不良債権=実は日本の優秀な技術を持った中小が多いを
捨て値で欲しがっただけちゃうんかい。
ちなみに本業黒字、バブルの時の過剰融資と地価の暴落に苦しんでる所が圧倒的。
で、技術は外国に吸い上げられてポイw

21 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/10 14:18:33
人権擁護法案について
ttp://www●dela-grante●net/michelin/up/so/No_2847●wmv

これを見た日本人の皆さん、この法案成立に反対しましょう。
「人権擁護法案」で検索すれば、何が起きているのかがわかります。

そして、この文章とアドレスをコピーして、
あなたがよく行く掲示板に書き込んでください。
ネット上だけでなく、実世界でも、友人などに教えてあげてください。
1人でも多くの人が、この法案の存在を知る必要があるからです。

あなたも日本人なら、反対しましょう。

22 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/12 08:51:34
外資に利用される。
ケッケッケケケケー。

23 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/12 09:35:50
公務員最強

清掃おじさんが年収1300万円
バス運転手が年収1400万円

http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/shokuin/oc50304c.htm

24 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/14 12:14:06
財政赤字が膨らむわけだな。
消費税を30%にするしかない。

25 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/14 13:05:27
>>24
甘い。
100%だ!


26 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/16 22:52:58
.  /   (●)(●)(●)(●).| 」  /' '\  (●)(●)(●)__
     (●)(●)(●)(●) ,r-/   -・=-, 、-・=- (●)(●)(●)   \ 買うたる!!買うたる!!
  __(●)(●)((●)l(●)       ノ( 、_, )ヽ  (●)(●)(●)_ 
/     (●)(●)(●)(● ー'    ノ、__!!_,.、  (●)(●)(●)  \    亀も買うたるで〜!!
 /__(●)(●)(●)(●  ヽ     ヽニニソ   (●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(    ))(●)(●)(●)(●)   \


27 :一言居士:05/03/19 01:50:03
郵便貯金・簡易保険資金は返済の殆ど見込みの無い政府に貸しているのだ、利息
は真面目に支払って呉れるが。民営になっても貸す資金は無いのだ。

28 : ◆hVbUbHrx3Y :05/03/19 22:43:35

/////////////// 東洋経済新報社 ///

「あるべき金融−リスクの市場化なくして再生なし−」
New Financial Concept and Economic Revival of Japan

堺屋太一, 刈屋武昭, 植草一秀 (著); ¥1,575
東洋経済新報社; 2003年11月発行; 単行本197p

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492653341/249-7582109-1606713
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001617070/
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/4221bca45ca430102edc?aid=&bibid=02384889&volno=0000
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31302552
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9977663440

/// 絶賛発売中! /////////////////





29 : ◆hVbUbHrx3Y :05/03/19 22:48:58

/// 規格大量生産時代の終焉 1 ////////

 「あるべき金融−リスクの市場化なくして再生なし−」 ¥1,575
東洋経済新報社2003年11月発行; 堺屋太一, 刈屋武昭, 植草一秀 (著)より

・・・・・
第1章 日本の金融、何が問題か
        ――知恵の時代と金融社会主義の終わり  【堺屋太一】

    1 規格大量生産時代の終焉
        戦後日本の産業政策

 現在、日本の金融はあらゆる面でうまくいっていない。「メインバンク資本主義」
といわれたように、あらゆる産業を牽引し、多くのエリートたちを抱えてきた
金融機関のほとんどが行き詰まってしまっている。

///// リスクの市場化なくして再生なし ///


30 : ◆hVbUbHrx3Y :05/03/20 21:36:24

/// 規格大量生産時代の終焉 2 ///////

 株価をみると、私が経済企画庁長官をしていた二〇〇〇年四月頃には、日経平均は
二万八三三円まで上がった。二年半を通じて、安いときでも、一万五〇〇〇円程度は
保っていた。ところが、私が経済企画庁を辞めると再び株価は下がりはじめ、森内閣の
末期には一万三〇〇〇円台まで下がり、小泉内閣に変わってからは一時、一万五〇〇〇
円まで戻したが、二〇〇三年三月八○○○円割れという非常事態にまで陥った。
 現在は一万一〇〇〇円台で、小康状態を保っているが、それでも本格的な回復とは
ほど遠く、私が大臣を務めていた頃よりも大きく値下がりをしていることに変わりはない。

///////////////////// 堺屋 太一 ///



31 :一言居士:05/03/20 23:53:44
堺屋太一の本名は--------池口長太朗

32 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/21 01:00:56
外資ハゲタカと金融庁に取り入って虎の威をかる一部の無能な輩が、利害相反をテコに潤っているだけだね。

33 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:05/03/21 01:13:09
エリートとか優秀とかちゃんちゃらおかしいんだよ。
銀行員なんか高度成長期に土地担保にして融資すれば、頭は一切要らないじゃないか。
官僚もそう。なんでもアメリカの後追いの真似してればそれですむ。
頭なんかまったく要らない。そんなのはエリートじゃない。
んで今は、ゼロ金利で税金で補填で
いったいどこに優秀な頭使ってんだ?え?

34 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/03/21(月) 18:01:57

/// 規格大量生産時代の終焉 3 ////////

 また、金融機関の不良債権処理もいっこうに進んでいない。さらに悪いことに、
中小企業を中心とした貸出金利が上昇し、中小企業の経営が圧迫されている。
つまり、銀行は取れるところからお金を取って不良債権処理を進めているが、それでも
追いつかずに赤字が拡大しているという状況なのだ。したがって、当然景気は良くならず、
株価も本格的に上昇しないという非常に困った状態が出現しているわけである。
 なぜ、こんなことになっているのか。それは、日本の金融思想の、現在の状況が
根本的に間違っているからにほかならない。
 戦後の日本の金融は、本質的に規格大量生産に奉仕するものだった。規格大量生産に
奉仕する金融にはリスクがない、という前提に立っていた。この金融思想が、もはや
時代に適合しなくなっているにもかかわらず、いまだに前時代的な金融思想から
脱却できないことに本質的な問題がある。

////////////////// 東洋経済新報社 ///





35 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/03/21(月) 21:17:04
>>30

堺やは市場の本質を理解していないようだな

市場が合理的であるという前提であれば株価は景気を写し出す
鏡になりうるが
ここ数年規制による銀行から大量の売りや持ち合い解消うりが
出て安くなってるだけなんだけど

高級魚でも大漁であれば安くなるじゃん それと同じこと



36 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/03/21(月) 21:34:12
>>33
利権構造の構築

37 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/03/22(火) 22:14:33

/// 規格大量生産時代の終焉 4 ////////

 規格大量生産に奉仕する金融という思想は、太平洋戦争後に日本に定着したものだ。
太平洋戦争に敗れた日本は、二つの国是を創出した。一つは、日米同盟を基軸として
西側自由主義陣営に加わり、経済大国・軍事小国を目指すという外交コンセプトであり、
もう一つは規格大量生産の近代工業社会をつくるという経済コンセプトであった。
 この外交コンセプトと経済コンセプトが冷戦構造のなかでうまくかみ合い、日本は
高度経済成長を遂げ、社会的・政治的安定を維持しながら、約四〇年にわたって
平和と繁栄を謳歌することができたわけである。

////////////// ¥1,575で発売中! ///





38 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/03/23(水) 21:43:50

/// 規格大量生産時代の終焉 5 ////////

        「官」の統制

 日本の戦後経済には、きわだった三つの特色があった。第一は官僚主導の業界協調
体制であり、第二は日本式経営、第三は職場に忠実に帰属する職縁社会体質である。
これらは、規格大量生産の近代工業社会をつくるという経済コンセプトから生まれた
ものであり、互いに補強しあうことによって、日本という社会の隅々にまで浸透していった。
いまでは日本の気質、体質そのものにまで発展しているが、実は、一九五〇年代、
六〇年代の高度経済成長、そして規格大量生産の近代工業社会を確立した
七〇年代を通じて広がっていったものにすぎない。
 しかしながら、この三つの特色は日本の経済発展の原動力となり、人類史上もっとも
完壁な近代工業社会をつくりあげることに貢献した。なかでも、日本経済に大きな
影響を与えつづけているのが、官僚主導・業界協調体制である。

///////////////// 2003年11月発行 ///




39 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/03/25(金) 21:07:25

/// 規格大量生産時代の終焉 6 ////////

 日本の官僚機構の特徴は、産業別に縦割りにできているということだ。経済産業省は
製造業と流通業を所管し、農林水産省は農業や水産業に従事する人々や農業協同組合を
所管するというように、各産業には監督官庁がある。監督官庁は、所管する産業分野の
保護・育成に努めるわけである。そこに官と民のもたれ合いが生まれた。
 官僚は所管する業界の意見をもとに具体的な政策を決定し、行政指導という圧力を
加える。多くの場合、それは業界の主流にとって有利な決まり事だ。たとえば、
業界への新規参入を抑え、主流企業にとって目障りな異端者を抑圧する。そうして、
業界中核企業の利権を保護するのである。ここに、官僚主導・業界協調体制が
確立される。

///////////////// 「あるべき金融」 ///





40 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/03/27(日) 00:47:11

/// 規格大量生産時代の終焉 7 ////////

 官僚主導・業界協調体制が敷かれれば、業界の既存企業は新規参入企業との
激しい競争を避けることができたり、過度の設備投資を抑制することができるので、
安定した経営を行うことができる。官僚側は、業界団体の理事職や所管企業の
役員などに天下りするようになる。これで、ますます官僚主導・業界協調体制は
強固なものになっていったのである。
 官僚主導・業界協調体制は、競争による進歩という市場原理のメカニズムを
阻害し、最終的には消費者の不利益を招く可能性がある。しかし、規格大量生産の
近代工業社会の確立を目指す八○年代までの経済コンセプトのうえでは、むしろ
「日本の強み」「日本の美徳」ととらえられていた。

///// リスクの市場化なくして再生なし ///





41 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/03/27(日) 18:59:40

/// 規格大量生産時代の終焉 8 ////////

         規格大量生産の限界

 ところが、一九八○年代末になると、米ソ冷概構造の崩壊とバブル景気の破綻が
起こり、外交コンセプトと経済コンセプトの二つがうまく機能しなくなってしまった。
 まず、西側自由主義陣営の一員として経済大国・軍事小国を目指すという外交
コンセプトは、冷戦構造が消滅し、西側陣営という概念がなくなってしまったため、
まったく意味をなさなくなった。したがって、いまや日本が経済大国であることも、
軍事小国であることも国際的なコンセンサスを得られていない。

////////////////////// 堺屋 太一 ///





42 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/03/29(火) 17:33:46
強引な「竹中路線」のおかげで、銀行の不良債権処理は急激に進んだ。
最近、新聞で銀行の話題がめっきり減ったのは、それを反映している。

43 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/03/29(火) 21:19:12

/// 規格大量生産時代の終焉 9 ////////

 軍事小国であることがもはや認められなくなったために、アメリカのイラク戦争においても、
イージス艦派遣を求められたり、自衛隊のイラク派兵を要求される。軍事面での協力を
強く求められるようになったわけだ。これは日本で政策転換が行われただけではなく、
日本を見る世界の目がまったく変わってしまい、冷戦構造後の新しいスキームのなかで
日本の国際貢献が求められてきたということなのである。
 また、経済大国であるということも認められなくなったので、これまでのように米の
輸入を禁止して国内の米づくりを保護したり、複雑な流通経路を通して内外価格差をつけ、
日本の企業が利益を得られるようにするといった官僚主導・業界協調体制を維持する
ことが困難になってきた。もはや日本だけの特別ルールは通用せず、国際競争のなかで
日本の経済を運営していかなければならない時代になったのである。

////////////////// 東洋経済新報社 ///





44 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/03/31(木) 19:51:28

/// 規格大量生産時代の終焉 10 ////////

 一方、規格大量生産の近代工業社会をつくるという経済コンセプトも限界を迎えて
いる。いまや同じものをたくさんつくる規格大量生産の時代ではなく、主観的に
価値のあるものが高く売れる時代になった。規格大量生産から多品種少量生産への
転換である。それは言葉を換えれば、多様な知恵の価値をつくりだす「知価社会」への
変貌ということができる。
 日本は産業政策においても、金融政策においても、あるいは東京への一極集中を
促す地域政策でも、学校教育における没個性化でも、すべてにおいて規格大量生産の
近代工業社会をつくりあげるための施策をとってきた。その努力が実り、八○年代後半
には人類史上でもっとも完成度の高い近代工業社会を完成させた。

////////////// ¥1,575で発売中! ///






45 : ◆hVbUbHrx3Y :皇紀2665/04/01(金) 20:02:22

/// 規格大量生産時代の終焉 11 ////////

 その当時、自動車や電機製品に代表される規格大量生産品は世界一の品質を誇り、
世界中に輸出されていった。そのおかげで円はどんどん強くなり、日本の金融力が
世界を覆うようになった。東京証券取引所上場株式時価総額が世界一になり、
大阪証券取引所先物取引額が世界一になったのはこの頃のことだ。そして、
日本企業は土地を担保に入れさえすれば莫大な資金を調達することが可能になり、
アメリカの映画会社からオーストラリアの荒野までをジャパンマネーが買い占めた
のである。
 ところが、世界はそのとき、文明の方向を変えていた。日本はそのことにまったく
気がつかなかったのだ。

//////////////// 2003年11月発行 ///





46 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:皇紀2665/04/01(金) 23:39:27
金融が脇役から主役へ

47 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:皇紀2665/04/01(金) 23:50:09
虚業なり

48 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:皇紀2665/04/01(金) 23:57:45
柔よく剛を制す的産業

49 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:皇紀2665/04/02(土) 00:19:57
頭が痛い

50 :一言居士:皇紀2665/04/02(土) 00:55:17
企業は金融資本に依存せず産業資本によるべきである。即ち株式による資本
集合によって。借金は資本金の範囲内で。
生活者の住宅金融に、学費融資に重点をおくべきである。

51 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/02(土) 22:01:22

/// 規格大量生産時代の終焉 12 ////////

        規格大量生産の時代を終わらせた三つの要因

 規格大量生産の時代から多品種少量生産の時代へと、社会は動きはじめていた
のである。そして、その背後にある知価社会への転換を日本は気づかなかった。
では、なぜこのような大転換が起こったのか。二〇世紀をかけて人類が向かってきた
規格大量生産の時代を終わらせた要因は三つある。 第一は、コンピュータ制御が
発達したことである。コンピュータ制御が発達した結果、規格大量生産でなくても
コストを抑えることが可能になった。それまでは一つのベルトコンベア上では一種類の
自動車しか生産することができなかったが、コンピュータ制御を用いれば、さまざまな色に
塗装することが可能になり、多種類のオプションを加えることができるようになった。

///////////////// 「あるべき金融」 ///





52 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/04/04(月) 18:24:30
 銀行は低金利で経営をなんとか切り盛りしている中
消費者金融はなぜか私服を肥やしている。
 銀行は低金利を強行しているのだから
法定利率自体29.5%から15%位に法律で引き下げるべき。

 最近の消費者金融の実態は目に余る。
 TVCMをしてTV局に金を入れて、事件等をもみ消し
或いは風化させようとしている。
 実際に認可の下りている消費者金融でも悪徳な業者は
ごまんとある。
 法律で禁じられているにも関わらず罰則が無いのを
いいことに、年寄りの年金を担保に貸し付け、年金自体
を巻き上げる等と言う所が紹介され小さくても問題になり
国会で取り上げられ罰則が作られた。
 TVの扱いも小さいものだったし罰則が作られる以前の
TV放送も社名などはモザイクが掛かっていて解らない
ようにしてあった。このことをTV局が放映すること自体
希有な事だと思う。

 金融のTVCMがあるからTV局の報道が自由に動けない
一般国民が困っていても誰も問題にしてはくれない。
 果たしてこれで良いのか?
 金融のTVCMや店頭の10メートル以内とか広告は
規制するべき。規制すれば名前を騙る違法悪徳金融業者
からのDMや詐欺も激減する。


 法定利率の15%への引き下げと、広告規制を熱望する。

53 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/04(月) 21:06:39


/// 規格大量生産時代の終焉 13 ////////

在庫管理もコンピュータで行って効率化し、一つのベルトコンベアからいくつもの自動車を
生産することが可能になったのだ。後で詳しく述べるが、「優秀な中間管理職」という
日本の持つアドバンテージが小さくなってしまった。
 第二は、グローバル化が進展したことである。とくに、経済のグローバル化が進んだ
ことが大きい。二〇世紀に入ってから八○年間、日本につづく工業国は出現しなかった。
 大量生産の時代において、工業化には多大な設備が必要とされ、それを建設する
だけの巨額の資本を集めることは、途上国にとって不可能に近かった。ところが、
石油ショックの頃からアメリカが貿易赤字国となり、大量のドルが世界中に流出して、
いわゆる「ユーロダラー」として流動するようになった。このユーロダラーを利用すれば、
発展途上国でもそれほど資本蓄積を行わずに製造業を発展させることができるように
なったのである。

///// リスクの市場化なくして再生なし ///





54 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/06(水) 20:53:40

/// 規格大量生産時代の終焉 14 ////////

 その結果、一九八○年代の前半には「四匹のミニドラゴン」といわれた韓国、台湾、
香巷、シンガポールが工業化する。つづいて八○年代後半には「三匹のニュードラゴン」
といわれたタイ、マレーシア、インドネシアの工業化がはじまった。そして九〇年代に
入ると、いよいよ「ビッグドラゴン」といわれる中国の工業化がはじまったのである。
 これらのアジア諸国の工業化は、他の先進国がたどってきた工業化と根本的に異なる。
たとえば、日本が明治から大正にかけて工業化を進めてきたときには、資本蓄積が
大きなネックとなった。規格大量生産の工場をつくるためには、資本が必要である。
そのために日本は金融制度を整えた。銀行制度をつくり、郵便貯金を普及させた。
都市から農村に至るまで国民一人ひとりに預貯金を募ってお金を集め、産業資本を
つくったわけである。

////////////////////// 堺屋 太一 ///






55 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/07(木) 19:40:17

/// 規格大量生産時代の終焉 15 ////////

 ところが、八○年代以降に工業化したアジア諸国は、そんな手間をかける必要が
ない。儲かりそうなビジネスモデルをつくって外国資本を導入すれば、たちまち
資本は入ってくるからである。
 さらに、日本が工業化したときには、大量の中堅技能者、中間管理職をつくらなければ
ならなかった。工業化を推し進めるためには、優秀な経営者だけではなく、現場で
実際に働く優秀な技術者、あるいは本社支社の課長クラス、係長クラスの中間管理職を
育てる必要があった。それも一〇〇〇人や二〇〇〇人という規模ではなく、何十万人、
何百万人といった単位で中堅技能者、中間管理職を育成しなければならない。
そのために、日本は明治以来、商業学校や工業学校を創設し、工業化に必要な
人材を育ててきたわけである。

////////////////// 東洋経済新報社 ///






56 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/08(金) 20:33:45

/// 規格大量生産時代の終焉 16 ////////

 以前は、中堅技能者や中間管理職の育成には何十年もの歳月が必要なので、
発展途上国はそう簡単に工業化することはできないといわれていたが、前述したように
八○年代になるとコンピュータ制御が発達してきたために、中堅技能者や中間管理職の
必要性が薄らいできた。かつて、日本では工業学校を出て一〇年や一五年の経験を
積まなければできないといわれていたボールベアリングやICの部品を、いまや中国の
沿岸部の工業地帯では、去年まで農業をしていた一〇代の女の子がコンピュータ
制御の機械を使っていとも簡単につくっている。

////////////// ¥1,575で発売中! ///






57 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/09(土) 22:05:25

/// 規格大量生産時代の終焉 17 ///////

 規格大量生産の時代を終わらせた第三の要因は、マーケットの問題である。
日本の工業化においては、日本でつくった規格大量生産品をどこで売るかを
考えなければならなかった。そのために、まず日本国内の市場を整えたのだが、
八○年代以降に工業化したアジア諸国は、そんな心配をすることはなかった。
価格さえ安ければ、アメリカ市場で大量に売れたからである。
 つまり、グローバル化したことによって、外国の資本で、外国の技術を使って、
外国向けの商品をつくる「水際製造業」がアジア諸国に広がったわけである。
これによって、日本の規格大量生産は、中国やアジア諸国との競争で不利な
立場に立つことになってしまった。

//////////////// 2003年11月発行 ///





58 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/10(日) 20:38:07

/// 規格大量生産時代の終焉 18 ////////

 だが、何よりも重要なのは、人々の二ーズが規格大量生産品から多様な知恵の
製品、いわば主観的な価値に移りはじめたことだ。これこそ近代工業社会から
知価社会へと展開していく大きな要因となった。
 みんなと同じものをより多く持つより、ブランド品が欲しい。大量生産の安物では
なく、ちょっと高くても思い出に残るものを使おう。人とは違った個性的なものを持って
見せたい。そのような願望を人々が持ちはじめた。それはさらに、映像やゲーム
といったソフト的なものの価値を高め、情報そのものに価値が生まれるようになって、
規格大量生産離れを加速させていったのである。

///////////////// 「あるべき金融」 ///






59 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/11(月) 20:10:24

/// 規格大量生産時代の終焉 19 ////////

 こうなると、日本は非常に苦しくなる。一方においては中国やアジア諸国の
商品にマーケットを食われ、他方においては規格大量生産品のマーケットが縮小し、
個性的なもの独創的なものを求め、知恵の値打ちが拡大していく。ところが日本は
規格大量生産の近代工業化に合致した中堅技能者、中間管理職の養成に努め、
教育の段階から個性、独創性を抑えてきたので、容易に知価社会に転換することが
できない。ここで、九〇年代以降の日本の大苦戦がはじまったわけである。・・・・・

///// リスクの市場化なくして再生なし ///






60 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/11(月) 22:04:35

/////////////// 東洋経済新報社 ///

 「あるべき金融−リスクの市場化なくして再生なし−」
 New Financial Concept and Economic Revival of Japan

 堺屋太一, 刈屋武昭, 植草一秀 (著); ¥1,575
 東洋経済新報社; 2003年11月発行; 単行本197p

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492653341/249-7582109-1606713
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001617070/
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/4221bca45ca430102edc?aid=&bibid=02384889&volno=0000
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31302552
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9977663440
http://books.livedoor.com/item_detail?id=63152

/// 絶賛発売中! ////////////////






61 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/12(火) 21:15:11

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 1 /////

 「あるべき金融−リスクの市場化なくして再生なし−」 ¥1,575
東洋経済新報社2003年11月発行; 堺屋太一, 刈屋武昭, 植草一秀 (著)より

・・・・・
    2 「戦後日本の金融」の行き詰まり
        官僚主導で整備された戦後日本の金融制度

 規格大量生産の近代工業社会から知価社会へ。この文明論的な大転換の
途上で問題になってきたのが金融である。
 前述したように、日本の金融制度は、規格大量生産に奉仕するためにつくられた
ものである。日本で郵便貯金が広く普及しているのは、まさにその象徴といっても
いいであろう。郵便貯金の普及は、規格大量生産をいかに発展させるかという
発想そのものである。

////////////////////// 堺屋 太一 ///






62 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/14(木) 20:48:30

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 2 /////

規格大量生産を発展させるには、私利私欲に偏らず国益を第一と考える
お役所に預けるのが一番いい。そうした意識誘導が行われ、郵便貯金に
大量のお金が流れ込んだ。
 郵便貯金にお金を預ける国民は、国のため、お役所のためにお金を預けて
くれるのだから、税金は安くしてやろうということで、分離課税を認めて
利息の二〇パーセント、さらに高齢者減税の特別措置まで付けられている。
 郵便貯金に預けられたお金は、かつて大蔵省(現財務省)理財局の
資金運用部に入り、財政投融資という形で、国会の承認を得ることもなく
住宅金融公庫、道路公団、ODAなどに年間数十兆円が使われていた。
まさに、官僚の自由になるお金だったのである。

////////////////// 東洋経済新報社 ///






63 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/16(土) 22:06:50

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 3 /////

 一方、銀行は郵便貯金とは違い、民間企業だ。しかし、民間企業とはいっても、
大蔵省はがんじがらめに監督していた。各銀行の支店の配置や人数、給与水準は
もちろんのこと、カレンダーのつくり方やネオンの有無、ショーウィンドウの飾り付けに
至るまで事細かく口を出していた。
 それほど大蔵官僚の指導監督が仔細にわたっていることからも察することが
できるように、銀行に預けられた預金もおおむね官僚の意向に沿って使われていた。
すなわち、規格大量生産の製造業に重点的に融資が行われたのである。
したがって、預金者にも分離課税を認めて二〇パーセントの税率とした。

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64 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/17(日) 21:03:35

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 4 /////

 株式も産業資本の重要な要素だが、投資家は自分の利益のために銘柄を選び、
投資する時期を決定するので、官僚の思惑通りにならない。郵便貯金にお金を
預ける国民に比べると、官僚の意思が入りにくい。ただ、証券取引所に上場されて
いれば、取引所が官僚の監視下にあるので分離課税は認める。それでも税率は
預貯金より六パーセント多い二六パーセントの課税とした。

///////////////// 2003年11月発行 ///






65 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/19(火) 21:31:30

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 5 /////

 官僚にとって、もっとも目障りだったのがベンチャーキャピタルである。官僚の
目の届かないところで、上場もされていない企業にお金を貸して金利や配当を
稼ぐベンチャーキャピタルは、お役所の目を盗んで悪どく儲けるヤミ金融という
発想であった。いまでこそベンチャーキャピタルの重要性は広く認識されているが、
ほんの五〜六年前まではヤミ金融、マチ金と同じ扱いだったのである。そのような
ものに分離課税は認めないのみならず、元々の資金にまでさかのぼって厳しく
税務調査を行うというのが当局の基本姿勢だった。

/////////////////// 2003年11月発行 ///







66 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/04/19(火) 21:32:43
朝日こそが唯一の平和新聞であるし、政府に変わって日本国民の
平和教育が出来るのも朝日だけであろう。

朝日は売国だとか極左だとか誹謗される事もあるだろうが、
良く考えてもらえば分かると思うが、左翼こそが平和主義者なのだ。

左翼が平和を愛していると言う事を忘れてしまった日本人は不幸である。


67 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/20(水) 21:38:06

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 6 /////

 このように、日本では規格大量生産の近代工業社会を確立するために、
官僚主導で金融制度が整備されてきた。
 規格大量生産のために提供したお金は絶対に安全であるという意識が
植え付けられ、すべての資金を規格大量生産のために提供するよう
誘導する形で金融制度が整えられてきたのである。

/////////////////// 「あるべき金融」 ///







68 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/21(木) 21:06:47

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 7 /////

       日本の金融制度を成立させていた五つの前提

 九〇年代に入るまでは、この金融制度はうまく機能していた。なぜなら、
日本には五つの前提が成り立ったからである。
 まず第一に、人口が増えること。次に、国土は狭く土地は足りないこと。
第三は物価は必ず上昇すること。第四は経済は成長すること。そして、
第五に貿易を除いては国際競争にさらされない島国である、
ということである。

/////// リスクの市場化なくして再生なし ///






69 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/22(金) 21:35:57

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 8 /////

 この五つの前提に立てば、経済は成長をつづけ、地価も値上がりをつづけることに
なる。そして、規格大量生産も発展をつづける。だから、規格大景生産に従事する
企業に生産規模を増やすための資金を提供するのは安全なことであり、それによって
日本は発展をつづけるのだから、まったく心配することはないというのが、この
金融制度の根幹だったのである。
 また、規格大量生産に従事する大企業ではなく、中小企業や個人にお金を貸す
ときは、必ず土地を担保に取るようにした。日本は人口が増え、経済が成長し、
物価が上昇する土地の少ない国なので、必ず土地は値上がりする。だから、土地を
担保にとっておけば安全である、という発想である。

//////////////////////// 堺屋 太一 ///






70 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/23(土) 22:31:15

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 9 /////

 この結果、日本の金融機関は、規格大量生産に従事する大企業に貸すか、土地を
担保に取って貸すという、きわめて安全な融資しか行わなくなってしまった。つまり、
日本の主要な金融機関は、金融ブローカーである。お金を持っている右の預金者から、
お金を必要とする左の事業者にお金を移動させるだけの仲介業者にすぎない。
 預金金利と貸出金利の差は、仲介業の手数料ということになる。規格大量生産が
発展し、なおかつ値の下がらない土地を担保に取っていれば、貸し倒れることはなく、
また預金金利と貸出金利の差は比較的小さいので、日本の金融機関は絶対に
安全な存在である。そういう神話が出来上がっていった。

////////////////// 東洋経済新報社 ///







71 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/25(月) 21:33:02

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 10 /////

        バブルに対する認識の甘さ

 ところが、バブル景気が起こって、五つの前提が崩れてしまった。地価が急速に
値上がりし、一〇年前の六〜七倍にまで跳ね上がった。そのため、土地を担保に
融資を行っていた金融機関は、バブルがはじけたときに莫大な不良債権を背負う
ことになったのである。
 問題なのは、バブル崩壊に対する官僚と銀行の認識の甘さである。バブル崩壊に
際して、官僚も銀行員も、「これは歴史上稀に見る事件によって生じた不良債権だ、
と考えた。

///////////////// ¥1,575で発売中! ///







72 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/26(火) 21:57:01

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 11 /////

いわば、関東大震災による被災と同じであり、このようなことは二度と起こらない
であろう。だから、一〇年かけてこの不良債権を処理してしまえば、また元の
状態に戻るだろう」と考えたのである。この致命的な認識の甘さ、状況判断の
まずさが、今日の事態を招いた最大の原因といっていい。
 銀行は、五〜一〇年かけてコツコツと不良債権の穴を埋めていけばいいと考えて
いたので、当初は住宅専門金融機関の面倒だけ国が見てくれればいいといった。
ちょうど村山内閣時代で、武村正義氏が大蔵大臣を務めていたとき、銀行は「住専の
六八○○億円だけ面倒を見てくれれば十分である」と話をしてきたのである。

//////////////// 2003年11月発行 ///






73 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/28(木) 21:33:43

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 12 /////

 その話を聞いたとき、私は「ケタが二つほど違うのではないか」といった。不良債権
処理が六八○○億円で済むなどということは到底ありえないことで、一〇倍の六兆
八○○○億円どころか、一〇〇倍の六八兆円は必要ではないかと考えていたからで
ある。ところが、銀行関係者は「いやいや、六八○○億円さえ面倒見ていただければ、
もう十分です」という。
 いかに、銀行の認識が甘いものであったか、わかろうというものだ。もっとも、
住専処理に六八○○億円の公的資金を投入することは、世間から猛烈に非難を
浴びた。「銀行を救うためにそんなお金を出す必要はない」。そんな声がうずまいたが、
この時点では世間もバブル崩壊というものの本質がまったく見えていなかったと
いえよう。

//////////////////// 「あるべき金融」 ///






74 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/04/29(金) 06:27:15
マーチャントバンキングでもインベストメントバンキングでも

コングロマリットでもない新しい金融システム

75 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/04/29(金) 20:54:47

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 13 /////

        不良債権への認識の誤り

 一九九五〜九六年にかけて、景気は一時上向いた。本来なら、このときに、
大胆な金融改革を行うべきであったろう。
 当時の橋本内閣は六大改革を唱え、そのなかには金融改革も含まれていて、
橋本首相自身も金融改革に手をつけようとした。だが、残念ながら大蔵官僚の
そそのかしに乗ってしまい、財政改革を先に行ってしまった。そして、消費税を
三パーセントから五パーセントに引き上げ、医療費を増徴するなどして九兆円の
税収増加をはかり、予算の赤字幅を一五兆一二〇〇〇億円まで引き下げた。
これが、決定的な失敗だったのだ。

///// リスクの市場化なくして再生なし ///







76 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/01(日) 21:31:22

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 14 /////

 金融改革より先に財政改革を行うのでは、不良債権という大きな疾患を抱えたまま、
過度な運動をはじめたようなものである。九七年四月に消費税を値上げすると、
あっという間に大不況になり、一〇月には山一證券、北海道拓殖銀行が破綻する
という事態にまで発展したのだ。そこで慌てて特別減税を実施するなどの緊急対策が
打たれたが、時すでに遅しという状況であった。
 九八年の総選挙で自民党惨敗の責任をとって橋本内閣が退陣し、代わって七月に
小渕内閣が成立した。このとき私は経済企画庁長官として入閣したわけだが、
経企庁長官となって驚いたのは、各銀行自身がどれだけの不良債権を抱えているか
正確に把握していない、という事実である。

//////////////////////// 堺屋 太一 ///







77 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/03(火) 21:37:49

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 15 /////

 銀行はこれまで護送船団でずっと国に保護されており、そのうえ規格大量生産は
安全だと思っていた。また、日本経済の成長が止まることはなく、永久に物価は
上がりつづけると信じていた。だから、不良債権があっても金融機関が貸出をつづけて
キャッシュフローさえ回っていけば、やがて土地価格や製品価格が上昇して企業は
利益を上げ、債務を返済できる、と考えていたのである。
 そのため、「融資先で危ないところはどれくらいありますか」とたずねても、「いや、
たいしたことはありません。うちが面倒見ますから」という答えしか返ってこない。

//////////////////// 東洋経済新報社 ///







78 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/05(木) 21:19:16

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 16 /////

さらに「この会社はずいぶん不良債権を抱えているようですが、本当に大丈夫ですか」
とたずねると、「うちの銀行の貸出態度は積極的ですから、どんどんお金を貸します。
資金を入れてキャッシュフローがつづけば、やがて含み益が出るので大丈夫ですよ」
という寝ぼけた返事が返ってきたのである。
 このような銀行の態度はとんでもない話である。われわれは、銀行自身が多額の
不良債権を抱えていることを問題にしているのに、銀行が強い貸出態度であるか
どうかなどということは問題外だ。銀行は企業の収益が上がれば不良債権は返せる
という認識であったが、事態はそんな生やさしいものではなかったのである。

///////////////// ¥1,575で発売中! ///







79 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/07(土) 21:45:24

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 17 /////

        金融行政改革の失敗

 小渕内閣では、金融機関に対してかなり厳しい調査を行った。その結果、長銀、
日債銀が債務超過に陥っていることがわかり、破綻処理することになる。さらに
何十もの地方銀行、第二地銀を潰すという荒擦治を行った。これは昭和五年以来、
はじめて銀行を潰すという大改革の断行である。さらに、二〇〇一年にはペイオフを
実施することになっていたから、メガバンクも慌てて合併を行い、五大金融グループに
統合されることになったのである。

/////////////////// 2003年11月発行 ///







80 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/09(月) 21:02:23

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 18 ///////

 この改革の目的は、金融機関を国際的な市場競争に耐えられる体質に鍛えるのが
目的であった。そのために、厳しい検査とペイオフをムチとし、金融緩和を徹底し、
ゼロ金利政策を実施した。金利負担を軽減して債務企業を助け、金融機関の
負担を軽くしようというアメの政策である。
 さらに、企業の合併分割の推進、SPC(特別目的会社)やNPO(非営利団体)を
制度化する法律やベンチャーキャピタルの法律も整備した。さまざまな法律をつくって
体制を変換し、護送船団方式による保護を撤廃して、市場原理によって動く健全な
マーケットを形成しようとしたのである。小渕内閣は、こうした一連の改革を推進
してきたのである。

////////////////////// 「あるべき金融」 ///






81 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/11(水) 19:21:48

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 19 ///////

 この改革プログラムが継続して行われていれば、事態はもう少し変わっていたで
あろう。しかし、改革プログラムは継続して行われるどころか、この二年のうちに
ストップしたばかりでなく、逆方向に進んでいるのだ。
 金融機関に対する検査は行われるが、企業も金融機関も暖昧な形で延命される
ケースが多い。存在意義を失った企業は市場から退場させるというムチの政策は
影をひそめ、金融機関が高額な営業利益を上げて不良債権を償却するまで待つ
アメの政策が主流になってしまったのである。

///////// リスクの市場化なくして再生なし ///







82 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/13(金) 21:39:00

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 20 /////

 しかしながら、このアメ政策が成功しているとはいいがたい。ゼロ金利政策に
よって金融機関の営業利益は伸び、不良債権の償却額も増大したが、不良債権
そのものはむしろ増加している。バブル崩壊で発生した不良債権については
相当償却が進んでいるが、不況や地価、株価の下落によって新たに不良債権化
するものが続出しているのである。

///////////////////////// 堺屋 太一 ///







83 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/15(日) 21:15:31

/// 「戦後日本の金融」の行き詰まり 21 /////

 さらに、新たな不良債権の発生に怯える金融機関は、貸し渋りを行うようになった。
銀行としては安全確実な優良企業に貸したいのだが、そのような優良企業は潤沢な
資金を持っているのでそうそう借りない。これまで土地を担保に取るノーリスクの融資を
行ってきた銀行は、資金を必要としている中小企業やベンチャービジネスを審査し、
リスクを取って融資する能力がないので、中小企業やベンチヤービジネスには一向に
資金が流れていかない。
 その結果、ゼロ金利の現在も、年利二〇パーセント以上の商工ローンがはびこり、
銀行の余剰資金は年利一パーセント台の長期国債に流れている。そんないびつな
金融状況が生まれているのである。・・・・・

/////////////////// 東洋経済新報社 ///







84 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/17(火) 19:39:13

/////////////// 東洋経済新報社 ///

 「あるべき金融−リスクの市場化なくして再生なし−」
 New Financial Concept and Economic Revival of Japan

 堺屋太一, 刈屋武昭, 植草一秀 (著); ¥1,575
 東洋経済新報社; 2003年11月発行; 単行本197p

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85 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/17(火) 21:50:42

/// あるべき金融へ 1 ////////////////

 「あるべき金融−リスクの市場化なくして再生なし−」 ¥1,575
東洋経済新報社 2003年11月発行; 堺屋太一, 刈屋武昭, 植草一秀 (著)より

・・・・・
    3 あるべき金融へ
        官僚支配からの脱却

 前述したように、規格大量生産の近代工業化は官僚主導によって推し進められた。
そこには、日本特有の文化や信仰があることは間違いない。優れた教育と経験を
積んだ有能な官僚なら、日本社会全体にとって最善の経済計画がつくれるに
ちがいない、という官僚信仰である。だからこそ、官営金融機関である郵便貯金に
これほど莫大に資金が集まったのである。

////////////// ¥1,575で発売中! ///






86 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/19(木) 22:02:51

/// あるべき金融へ 2 //////////////

 しかし、有能な官僚の指導にしたがい、みんなが協調すれば最善の結果が
得られるというのなら、それは社会主義の思想と同じだ。日本は戦後の外交
コンセプトで西側自由主義陣営に属したので、政治体制としては社会主義
にはならなかった。ところが、社会体制では官僚主導・業界協調という
社会主義体制そのものの仕組みをとっていたのである。日本は「もっとも
成功した社会主義国だ」と皮肉混じりに言われるが、それはけっして誤った
指摘ではないのだ。

////////////// 2003年11月発行 ///







87 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/21(土) 22:05:09

/// あるべき金融へ 3 //////////////

 官僚主導による規格大量生産の近代工業化は、戦後日本の経済復興に大きな
役割を果たした。しかし問題なのは、八〇年代から世界の知価革命によって、
官僚主導によって築いた規格大量生産の文化がことごとく崩れてしまったにも
かかわらず、いまだに官僚主導から脱却できないことだ。
 コンピュータ制御とグローバル化によって規格大量生産の有効性は失われ、
ソフト化の進展によって人々は同じものではなく、個性的なものを欲求するようになった。
いかに有能な官僚が、どれほど多くの情報を集めたとしても、万人の満足を得られる
商品を見つけ出し、指導することは不可能である。実はこれがソ連などの社会主義
官僚が陥った自己矛眉なのだが、世界で「もっとも成功した社会主義国」日本の
官僚も同じ自己矛盾に陥ってしまっているのだ。

/////////////// 「あるべき金融」 ///







88 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/23(月) 22:24:34

/// あるべき金融へ 4 ////////////////

 自己矛盾を強いられた者は倫理的に退廃し、自己弁護と組織利益だけを追求
するようになる。私はすべての官僚が倫理的に退廃しているとは思わないが、
それでも自己弁護と組織利益しか頭にない官僚が増えているように見える。
 日本の官僚制度は、規格大量生産を推し進める近代工業社会の確立のうえで
出来上がってきた。その官僚組織が、知価社会においても主導的な役割を果たす
ことは不可能である。いま、われわれが成さねばならないのは、官僚主導の
文化から脱却し、市場原理にゆだねる体制に転換することだ。

//// リスクの市場化なくして再生なし ///







89 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/25(水) 21:18:44

/// あるべき金融へ 5 //////////////

    "ブローカーからリスクテイカーへ"――金融思想の大転換

 マーケットにゆだねるとはどういうことか。金融でいえば、それはリスクを
市場化することにほかならない。
 これまで、銀行は規格大量生産に従事する大企業に貸しておけば
まず安全であり、中小企業や個人に貸すときには必ず土地を担保に
取った。まったくリスクを取ることなく、お金を右から左へ移すブローカーに
過ぎなかった。

/////////////////// 堺屋 太一 ///







90 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/26(木) 22:09:15

/// あるべき金融へ 6 //////////////

 しかし、いまや規格大量生産の大企業といえども安全とはいえなくなった。地価も
下がりつづけ、土地を担保に取っても安全ではない。企融には常にリスクがともなう
という、いわば当たり前の状況になったのである。したがって銀行も、リスクを取らずに
お金を右から左に移すブローカーの発想から、金融リスクをいかに分散するかという
ディーラーの発想に切り替えなければならない。
 ところが、銀行は「人様の大事なお金を預かっているのだから、リスクを取ることには
慎重にならざるをえない」という。とても、バブルの頃には土地を担保に無謀な
融資を競って、莫大な不良債権を積み上げた者のセリフとは思えない。

////////////// 東洋経済新報社 ///







91 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/27(金) 21:49:01

/// あるべき金融へ 7 /////////////////

 そのうえ、銀行がいまリスクのある投資をしていないかというとそうでなく年利
一パーセント台の長期国債を大量に買っている。長期金利が上がって国債価格が
暴落する危険性もあるはずだが、その点をただしても「他の銀行もやっている
ことだから」という返事しか返ってこない。とどのつまり、彼らはリスクを取ることを
怖がっているのではなく、リスクに対する責任を取ることを恐れているのだ。
 だから、依然として金融思想の転換を行わず、規格大量生産時代の発想から
抜け出していない。バブルの頃に発生した不良債権を一〇年かけて処理すれば
何とかなるといまだに考えている者が少なくないのである。

////////////// ¥1,575で発売中! ///






92 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/28(土) 22:29:27

/// あるべき金融へ 8 //////////////

 銀行は安全確実なところへ融資を行って仲介手数料を取るブローカーしかやって
こなかったので、リスクを覚悟して新興企業に投融資することができない。リスクを
見きわめる審査能力も、リスクを分散する能力もないからである。これではバブル
以降も続発する不良債権を処理することなど到底できないだろう。
 日本の金融を正常化するには、銀行が単なるブローカーではなく、リスクの
分担も分散もできるディーラーにならなくてはいけない。そのためには、リスクの
分散ができる自由で多様な金融市場が必要なのだ。

////////////// 2003年11月発行 ///






93 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/29(日) 21:29:41

/// あるべき金融へ 9 ///////////////

 ところが、そのようなリスクを分散できる自由で多様な金融市場をつくる代わりに、
小泉内閣はリスクを国有化する方向に走りだした。いわゆる「竹中金融再生プラン」
である。破綻寸前の金融機関に公的資金を導入する、あるいは産業再生機構を使って
破綻企業を存続させるというわけである。はっきりいって、これは社会主義の発想
である。金融社会主義への逆戻りだといってもいい。このようなことをつづけていけば、
外国資本は日本から逃げ出し、株価は再び低迷することになるだろう。
 金融当局は、金融リスクをマーケットに分散するという発想に転換し、自由で
多様な金融市場を広げていかなければならない。そのための象徴的な政策を
採る必要がある。

/////////////// 「あるべき金融」 ///







94 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/30(月) 21:44:04

/// あるべき金融へ 10 /////////////////

    不退転の決意で思想と体制の改革を

 思い返してみていただきたい。平成になってから11人の首相が政権の座に
ついたが、このなかで「改革」を口にしなかった者はいない。全員が「改革」を
旗印に掲げていたのである。
 平成に入って最初の総理大臣である竹下登氏は「われ辻立ちしても衆に説かん」と
言って消費税を導入した。非自民連立政権として発足した細川護煕内閣は
小選挙区制度の採用と政党助成金などの政治改革は行ったが、経済改革は
放置された。

/////// リスクの市場化なくして再生なし ///







95 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/05/31(火) 00:02:17
今までは、
国民はただ盲目的に働き、貯金し、
その金を勝手に官僚と銀行が差配して経済をまわしていたが、
もう、個人個人が好きに直接企業投資すればよいのだ。


96 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/05/31(火) 21:54:57

/// あるべき金融へ 11 //////////////

 橋本龍太郎内閣は、行政・財政・金融・社会保障・教育・経済構造の六大改革を
掲げ、「改革の火の玉になる」と宣言したが、前述したように財政改革を先に
行ったために経済を悪化させ、他の改革はつまずいてしまった。
 小渕恵三内閣は、橋本内閣の志を受け継ぎ、一歩踏み込んだ改革を行ったと
いえるだろう。先に申し上げたように、金融改革では不良銀行を潰し、市場原理を
持ち込むという、大胆な改革を推し進めた。残念なのは、小渕首相が志半ばで
倒れてしまったことだ。さらに心残りなのは、小渕改革の成果がその後まで継続
されなかったことだ。

//////////////////// 堺屋 太一 ///







97 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/06/01(水) 21:27:19
それより、あと20年後には¥放棄してるんだからそのことも考えとかねーと
朝鮮と支那を排除した非中華圏の
海洋国家群亞細亞通貨ができてるんだから


98 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/06/01(水) 22:02:23

/// あるべき金融へ 12 //////////////

 現在の小泉純一郎内閣は、「自民党をぶっ潰してでも改革を断行する」という
威勢のいいかけ声とともに誕生した。ところが、小泉首相が掲げた郵政三事業の
民営化と高速道路事業の民営化は、まだ進んでいない。「改革の痛みに耐えて
ほしい」と国民に訴えたように、痛みはたっぷり味わうことになったが、改革の
ほうは一向に進んでいないのである。
 なぜ、国家のリーダーがすべからく「改革」を口にしながら、改革がことごとく
挫折してしまうのか。官僚や政治家の抵抗勢力が存在するのは、当然のことだ。
そうした抵抗勢力を押さえ込むことができなければ、改革など成功するはずがない。

//////////////// 東洋経済新報社 ///






99 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/06/01(水) 22:03:31
元郵政相で自民党衆院議員の野田聖子氏(岐阜1区)に、130人以上の特定郵便局長が個人
献金していたことがわかった。広島県と地元の岐阜県に集中し、献金額などはほぼ横並び。議員
事務所は「自発的に献金してもらっている」というが、「献金した覚えがない」と話す郵便局長もいる。

(略)

 名前が記載された郵便局長の中には「個人的に献金した」という人がいる一方、「献金した覚えが
ない。野田議員を特に支援しているわけでもない」「自分では献金していないが、郵便局長はいろん
な名目でカネを徴収されるので、その中から献金されたのかも」と無自覚な人もいた。

野田元郵政相に郵便局長130人以上が個人献金
http://www.asahi.com/national/update/0914/002.html

100 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/06/02(木) 21:45:43


/// あるべき金融へ 13 //////////////

 それよりも、これまでの改革は、「仕方」「仕掛け」と「仕組み」の改革である
ことが問題なのだ。民間企業の改革を例に取るとわかりやすい。
 八○年代後半の円高の際に、日本の製造業は製造工程の改良や在庫の
削減など合理化を進め「仕方」の改革を行った。また九〇年代に入ってバブルが
崩壊すると、伝統的な年功序列から実力主義、年俸制賃金の導入など「仕掛け」の
改革を行った。そして、九七年から大不況に陥ると、リストラを行って終身雇用制
を崩壊させ、企業系列や事業構造の大変更など、企業の「仕組み」の
リストラクチャリングを断行した。

////////////// ¥1,575で発売中! ///







101 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/06/02(木) 23:49:35
   ∩___∩
   | ノ      ヽ   
  /  ●   ● |   
  |    ( _●_)  ミ  
 彡、   |∪|   )   個人向け国債なんて、クズよ!
/      ヽノ //   ボツワナ国債が一番安全よクマー
ヽ|       /      
 |       /
 ヽ /  /          
  / /ヽ            
(´_ /ヾ_)

102 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/06/03(金) 21:51:58


/// あるべき金融へ 14 //////////////

 幾度となく、こうした改革を企業は行ってきたわけだが、いまだに経営環境は
好転しない。それは、なぜいか。もっとも重要な「思想」と「体制」の改革ができて
いないからである。
 いくら「仕方」や「仕掛け」「仕組み」を変更してみても、考え方や体制が変わらな
ければ、最良の成果を得ることはできない。金融においても、まさに金融思想と
金融体制の問題が解決されていないのである。この二つが変わらないかぎり、
いくら小手先の改革を行ったとしても、本当の意味での金融再生にはならない。

/////////////// 2003年11月発行 ///







103 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/06/04(土) 21:44:19

/// あるべき金融へ 15 //////////////

 「思想」と「体制」の改革は、大変むずかしい問題である。しかし、小渕首相が
不退転の決意で金融再生法をつくり、長銀、日債銀を処理し、第二地銀を潰し、
大銀行を統合させる大金融改革を行ったように、勇気を持って金融の思想改革、
体制改革を行わなければならない。勇気を持って過去のしがらみを断ち切らねば
ならない。それが、いま金融再生に求められているもっとも重要なポイント
なのではないだろうか。・・・・・

///////////////// 「あるべき金融」 ///







104 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/06/05(日) 21:26:54

/////////////// 東洋経済新報社 ///

 「あるべき金融−リスクの市場化なくして再生なし−」
 New Financial Concept and Economic Revival of Japan

 堺屋太一, 刈屋武昭, 植草一秀 (著); ¥1,575
 東洋経済新報社; 2003年11月発行; 単行本197p

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492653341/249-7582109-1606713
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001617070/
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/4221bca45ca430102edc?aid=&bibid=02384889&volno=0000
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31302552
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9977663440
http://books.livedoor.com/item_detail?id=63152

/// 絶賛発売中! /////////////////






105 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/06/08(水) 21:52:25

/// 日本経済の問題点 1 //////////////

 「あるべき金融−リスクの市場化なくして再生なし−」 ¥1,575
東洋経済新報社2003年11月発行; 堺屋太一, 刈屋武昭, 植草一秀 (著)より

・・・・・
第2章 日本株式会社の行き詰まり
      ――企業と金融はなぜ失敗したか 【刈屋武昭】

    1 日本経済の問題点

 「熱い湯のなかにカエルを落とすと、びっくりしてカエルは跳びだすが、水の
なかに入れてゆっくりと温度を上げていくと、カエルはパラダイムがシフト(移行)
しつつあることに気づかず、ゆで上がるまでじっとしている」

//// リスクの市場化なくして再生なし ///







106 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/06/11(土) 22:06:37

/// 日本経済の問題点 2 //////////////

        なぜ日本は変われないのか

 パラダイムとは、ものの考え方の枠組み、世界を見る見方の枠組みのことである。
この話のなかで「ゆで蛙」とは、ものの考え方が変わってもその変化に気づかず、
かつての成功体験に固執している組織(日本)や人(日本人)をたとえたものだ。
 なぜ日本は変われないのか。それは、これから少しずつ説明をしていくが、まず
「日本的なものの考え方とそれに付随した精神構造(メンタリティ)」と、本来
資本主義が機能するための条件がかなり矛盾していること。そして、そのメンタリティを
共有した政官財のエリートたちと、彼らの手でつくられた制度・規制のために、
資本主義の新しいものと旧いものとを入れ替えていくメカニズムが十分機能していない
という点がきわめて大きい。また、その問題が実際に金融や日本的経営、日本経済に
関わる部分に大きく出てきているのである。

////////////////////// 刈屋武昭 ///







107 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/06/15(水) 21:34:37

/// 日本経済の問題点 3 //////////////

 ITなど技術革新の進展や、中国への投資など資本(お金)移動の進展、環境や
人権などのものの考え方におけるグローバル化の流れなどとともに、私たちの経済や
企業、そして社会環境を考えるパラダイムも進化し絶えずパラダイムシフトが起きている。
しかしこの国では、政治家も官僚もそして学者も、企業人も個人も全体としてみれば、
そのパラダイムシフトの認識が遅く、利害関係のなかで完全に競争力を失うまで
呪縛の構造にいるようだ。
 その結果として、ものごとを少しずつしか変えることができない、政官財を中心とした
漸次改変主義の日本的意思決定システムの大きな負の遺産(ツケ)が、進化に遅れた
「失われた一〇年」として記述されるものの本質だろう。私たちの経済システムの
陳腐化リスク、競争力喪失リスクがますます高まっている。

//////////////// 東洋経済新報社 ///







108 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/06/19(日) 21:26:47

/// 日本経済の問題点 4 //////////////

 何が悪いのだろうか。それには、次のような問題点が考えられよう。
@日本人が共有してきた共同体・平等意識とものの価値の考え方に関わる問題
A価値(所得、富、資本)の大きな発生源として、「価値創造をつかさどる企業の
機能」についての理解の甘さ
B金融の機能の問題として、企業成長・持続的経済成長の基礎となる企業投資に
関わるリスクの担い手(リスクテイカー)の機能と役割についての考え方
C「政府と企業と家計・個人の関係をつくる」制度・システムと政府の役割に
ついての考え方

///////////// ¥1,575で発売中! ///







109 : ◆hVbUbHrx3Y :2005/06/23(木) 21:59:34

/// 日本経済の問題点 5 //////////////

 これらの問題を考えることが、実は日本再生とは何か、構造改革とは何か、
金融再生とは何かを考えることであり、新しい進化に対応する能力を持った日本、
持続的成長のもとに豊かさを享受していくことができる日本を構築していくことの
出発点になるであろう。それゆえこの問題を考えることは、個人や家計が最初に
将来の人生設計を考え、結婚や子供の教育や老後の生活の安定などを考える
ことと密接に関係している、と思う。

//////////////// 2003年11月発行 ///







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